新築の家を手に入れる方法の代表的なものに、注文住宅と建売住宅があり確かに明確に異なるのが建物に対する自由度の高さになります。
しかし、仮に全く同条件の敷地に同じプランの家を建てたとした時に、総額でかかってくるコストは建売住宅の方が定額で手に入れる事ができるのです。
まず、建物を建てる敷地ですが建売であれば、あらかじめメーカーが用意した取りに建築されますので総額での契約になります。
しかし、注文住宅であれば敷地も用意しなければならず、それがどのような土地であったとしても経費は必ず増えます。
自分名義の土地であったとしても、そこに建物を建てられるかの確認が必要になります。
これは少額で済むこともありますが新規で取得した土地であれば、土地の契約に係る保養や登記費用が家を建築する前に完了させる必要があります。
住宅ローンの融資の可否についての審査は、土地の契約が完了している等で受けられますが敷地だけでも多くの作業と経費がかかってきます。
敷地が決まった後も住宅の設計や素材に外観や内観、役所の検査もあり建築中の仮住まいが必要であればその家賃等も必要になります。
なかなか無いことではありますが、同じ条件の敷地に同じプランの家を建てたとしても、このように総額でのコストには大きな差が出てしまいます。
従って家を建てる際の資金計画は、建売住宅より高額になる事を想定し設定しなければなりません。
マイホームを持つというのは今も昔も多くの方々の夢であり、一生で一番高い買い物であると言えるでしょう。
そのマイホームを手に入れるのに避けて通れないのが住宅ローンであり、借りるには審査が必要です。
この住宅ローンを利用するにあたって大切なのが、借りる際にその方の属性や信用情報機関に金融事故の履歴が無いか確認されるのですが、それだけではなくその家にどれだけの資産価値があるのかという部分も大切です。
建売住宅よりも注文住宅の方が金額は当然高いのですが、資産価値についてはそれがそのまま比例するとは限りません。
そのような部分も見られているということをお忘れなく。
さらに基本的に土地の資産価値はそれほど変わりませんが、建物については年数が経過するにつれて、段々と価値が下がっていきます。
10年も経てば建物の資産価値は殆どなくなってしまうので、土地が安いところに建物だけ高い注文住宅を建てた場合には、その後転売したりする時に苦労するということを知っておきましょう。